原則的に商売や宣伝などは出来ません。ですが、mixiは本当にお金になるんです。
mixiが株式一部上場をして、世間からも俄然注目されるようになりました。MySpaceも奮闘はすると思うが、おそらくmixiと張り合えるUserを集められるとは思えない。
この理由としては、SNSを1つ以上利用するユーザ数が圧倒的に少ないため、既存のUserがmixiを動くとは思えない点が一点。
mixiと第二世代ネット革命―無料モデルの新潮流
早稲田大学IT戦略研究所 /根来 龍之
東洋経済新報社 刊
発売日 2006-08
オススメ度:★★★
リアルとバーチャルの社会学 2006-11-16
先だってのmixiの株式上場は凄まじかった。
立ち上げてたった3年の会社に1000億の値がつくのだから、ネットバブルはまだしばらくは続きそうな予感である。
さて本書のテーマは2つ。
前半は、mixiの社会学的な考察。
後半は、mixiをはじめとする無料サイトのビジネスモデル分析である。
前半は、ネット時代における新コミュニケーション論といってよく、読み応えがある。リアルコミュニケーションとバーチャルコミュニケーションの融合や、新しいコミュニティの可能性を説いていて、社会学系の人には興味深い内容だと思う。
逆に後半は、ビジネス書を読み慣れている人にとっては物足りない。
本書のデータを読む限り、mixiが1年で黒字化した理由は、要するに広告収入が安定したからであり、なぜ広告収入が安定したのかといえば、会員数が爆発的に伸びたからである。それ以外に何か新しいビジネスモデル=儲かる仕組みがあるわけではない。
ではなぜ会員数が爆発的に伸びたのか。
やはり、ここがいちばんの肝であろう。その答えは前半の分析が詳しい。
ともあれ、まだまだネットには宝の山が隠れていそうな気配である。